今回ご紹介させていただくのは東広島市福富町にある株式会社フジイ様よりご依頼いただきました『工場内の床塗装』の様子です。
外壁塗装・屋根塗装というと、一般戸建て住宅を思い浮かべることが多いと思いますが、法人様の社屋や工場、公共建築物などの塗装も請け負わせていただく事も多いです。
施工データ
施工内容 | 工場内の床塗装 |
施工エリア | 東広島市福富町 |
使用材料 | 中塗り・上塗り:水谷ペイント ボウジンテック5000 |
工期 | 約1ヶ月 |
工事完了月 | 2021年5月 |
施工内容詳細 | ・床ケレン作業 ・鉄部下塗り(サビ止め) ・パテ補修作業 ・ハツリ部補修作業 ・床補修部目あらし作業 ・強化シーラー塗布作業 ・ボウジンテック5000塗布(中塗り・上塗り)作業 ・ライン引き |
施工の流れ
施工前
施工前の床の状態です。
所々塗装が剥がれていたり、デコボコになっているのが分かります。
工場内ではほんのちょっとの段差で躓き、思いも寄らぬ事故に発展することもあるので要注意です。
床塗装ケレン作業
ケレン作業の様子です。
ケレン作業とは、塗装の際に行われる下地処理のことです。床についたサビ、また古い塗装を削ぎ落します。
鉄部下塗り(サビ止め)
鉄部分の下塗り(サビ止め)作業です。
先ほどのケレン作業同様、いわゆり下地処理の作業になります。
念入りに下塗りを行うことでサビに強い塗装に仕上がります。
ケレン作業完了
ケレン作業が完了しました。
サビや汚れを除去し、下地を整えることで塗装がきれいに仕上がり、塗料の剥がれによる劣化も防げます。
また、 ケレン作業で外壁を研磨することで、塗料が密着しやすい表面に仕上がります。
パテ補修作業
パテ補修作業の様子です。
デコボコになった床をパテで補修していきます。
ハツリ部補修作業
はつり(斫り)作業というのは、主にコンクリートで作られた部分の形を整える作業を指します。
ひび割れや凹みができている場合に行い整える作業になります。
ハツリ部補修完了
ハツリ部の補修作業が完了しました。
床補修部目あらし作業
目あらし(目粗し)とは、表面を細かいざらざらした状態にすることで、足付け作業とも呼ばれます 。
表面を細かく傷つけ、塗料と吸着しやすくします。コンクリート面を滑りにくくするために行われることもあります。
目あらし完了
目あらし作業が完了しました。
これで下地処理がようやく終わり、ここから本格的な塗装になります。
強化シーラー塗布作業
強化シーラーとは、工場・倉庫・事務所などのコンクリート床面へ使う下塗塗料のひとつです。
1液型で取り扱い易く、作業性に優れ、コンクリート・モルタルとの密着力を高める効果があります。
中塗り塗装
今回、床の中塗り・上塗りには水谷ペイント社の床用塗料『ボウジンテックス#5000』を使用しました。
2液タイプでありながら塗り重ねの容易な速乾タイプ、冬季の低温硬化にも対応する作業性の良い高級塗料です。
中塗り完了
中塗りが完了した様子です。
ウレタン樹脂ならではのハイレベルな耐摩耗性で耐水性・耐薬品性・耐油性にも優れ、工場の床塗装にピッタリの塗料です。
上塗り作業
塗装の最終工程・上塗り作業の様子です。
ここまでの下地処理や下塗り・中塗りをしっかりと行っていますので、上塗りの仕上がりも美しくなります。
完成!
塗装作業完了後の画像です。
鮮やかに美しさが復活したのはもちろんのこと、安心して作業が出来る環境が復活しました。
「塗装」と聞くと「色をつける」ことのように感じる方も多いでしょうが、
塗装前の補修と下地処理をしっかりと行うことで、建物などを長持ちさせることが最大の役割です。
また、工場などの働く環境において、「塗装」は安全な環境を作り出し、事故防止の役割を担うことにも繋がります。
最後にライン引き
仕上げに、床へラインを引いて完成です。
美しく、安全で、長持ちする床に仕上がりました。